シートあんこ抜き

9月23日

9月16日のツーリングでタチゴケをしたことで、足つきの問題が一段とクローズアップされた。
やはり、ベッタリとはいかないまでも、せめて両足で踏ん張れるようにはなりたいところである。
基本的にシートと地面の距離は短くしたいが、シートとステップの距離は変えたくないし、
シートの肉厚も変えたくないのである。なぜならば、国内標準シートは本国でのローシートであり、
もともと肉厚が薄いのである。だから、長距離のツーリングともなれば、結構お尻が痛くなる。
また、シートとステップとの距離が短くなると、ひざの曲がる角度がきつくなるのでやはり長距離では
つらくなるのである。

方法としては、

1.トルクロッドの長さを変えることで車高を下げる。
  これは、車高を下げるためのトルクロッドが市販されているので購入すればよい。
  費用は部品代と工賃で\20,000位か。最終手段にしたいと思う。

2.あんこを抜く。
  あんこ抜きを行うには、プロに頼むのが一般的である。なんと言っても仕上げが良いから。
  しかし、見栄えをあまり気にしない。お金をかけたくないという人には自分でやることも可能なのだ。

今回は、あまりお金もかけたくないし、前に乗っていたZRX1200Sでも一度、自分であんこ抜きをやっていて、
工具もそろっているので、とりあえず自分でやることにした。

 

目標:

お尻の肉厚を変えずに、股があたる部分のみ削り、足つきをよくする。

 

テキスト ボックス: 工具一式。

特に必要なのは、
金ブラシ
サウンドペーパー
(粗めと仕上げ用)
大型ホチキス
どれも、ホームセンターで手に入る。
テキスト ボックス: 作業前のシート。
テキスト ボックス: ホチキスの玉のような金具を外すと表皮は剥がせる。
テキスト ボックス: 表皮を剥がした状態。
削りたい部分に印をつける。
テキスト ボックス: 股の当たる部分を削り取った状態。
削るときは最初は金ブラシで粗く削り、その後サウンドペーパーで仕上げていく。少し削ってはシートをバイクに戻し座ってみて当たり具合を確認するという作業を繰り返すのがコツ。
 
テキスト ボックス: 作業後のシート。
削り終わったら、また表皮を元に戻し、大型ホチキスで元通りに止める。
削り取った分、表皮は余っているので十分に引っ張ってからホチキスで止める。
また、ホチキスが根元まで入らない場合にはドライヤーで暖めると入りやすい。

 

 

 

 

 

 

  

作業前                                                            作業後

見た目殆ど変わっていないように見えるが、作業前に比べて、作業後の方が足の角度が開いているのがわかる。
これはその分余裕ができた証拠である。また、実際に走ってみると前よりもすんなり足が下ろせるように
なったような気がする。
もう少し、このまま乗ってみて必要であれば、もう少し削り取る予定である。