絶景谷川岳一の倉沢への旅


今回の旅は、梅雨の晴れ間に一の倉沢、奈良俣ダム、日本ロマンチック街道、金精峠、日光と
都会の雑踏とは無縁の新緑の世界で、命の洗濯がたっぷりと出来た二人旅である。
走行距離506Km


6月24日(土) 晴れのち曇り、 最高気温32度

今回の旅を決めたのは前々日の木曜日である、
この週末はずっと雨の予報だったのだが前々日に予報が変更になったからだ。
朝8時にスタートして9時に関越三芳PAで一休み。
Angleの掲示板にお誘いの書き込みをしていたので一応9時まで待つことにした。
今日も外環三郷南IC、関越練馬料金所ともETCで通過したが、
本当に便利である、何せAngleにとって一番緊張を強いられる場面が無くなったのだから。
バイクにこそETCは必需品である事を痛切に感じるのだ。
早く一般のライダーも恩恵に預かれる様に頑張って全国展開してもらいたいものである。



今回の旅の強い味方カーナビカバーである。
ササキスポーツから通販で購入。
これで、万が一雨に降られても今までの様にナビを外さなくてもよくなったのだ




関越三芳PA、梅雨の晴れ間のせいか、いつもはバイクで溢れかえる二輪置き場も
ご覧のとおり数台しかいないのだ。これには驚いた。
もしかして、今日はとてもラッキーかもしれない。

今回のお誘いに応じてくれたのはアパッチさんだけと少し寂しい気もするが、
ラッキーなこの日に走れない人たちは、ちと可哀相だな。
そう思いながらアパッチさんと待ち合わせの駒寄PAに向かう。
高速でのRTは本当に楽チンである。
今日は気温30度と高いのでスクリーンを少し下げ気味にして軽くヘルメットに当たる様にした。
これでヘルメット内に空気が流れ込み冷却できる。
しかし、頭以外には風は当たらないのでとても静かだ。
これもワンタッチ電動スクリーンの成せる業である。
RTにして良かったと一番感じる瞬間でもある。

約束の10分前に駒寄PAに到着。
アパッチさんと検討の末、高速で水上まで行って一の倉沢に向かうこととなった。
未だ見ぬ一の倉沢とはどんなものだろうという期待が胸をこみ上げる。



アパッチさんは30分前には来ていたのだろう、少しお待たせしてしまったようだ。
アパッチさんのRとAngleのRT。

水上ICはETCモニターの範囲外である。
もちろんETCでゲートを通過する事はできるのだが、
それをすると後で事務局からお叱りのメールをもらうらしい。
そして、再三の警告にも同じない場合はモニターの権利を剥奪されるとの事。
まあ、二輪様に改造されていないゲートで万が一事故があったら当局としては
非常に不味い事になるし、へたすると二輪のETC実現が出来なくなるかもしれないのだ。
ETCモニターはその点をしっかりと理解してルールを遵守するべきなのだ。
という事でAngleはもちろんETCカードを取り外してゲートで手渡したのである。

水上ICからR291で車で行ける終点まで行く。
そこから絶景一の倉沢を間近に拝む事ができるのだ。


R291を快走するアパッチさん。
周りの緑が眩しいくらいだ。

関越も赤城を越えると空気がとてもクリアになるが、
水上まで来たら更に澄んできた様に思う。
真っ青な空に新緑がとても気持ちが良い。


今日のメイン一の倉沢である。
この写真では解かりづらいが物凄い迫力である。

一の倉沢は谷川岳連邦の一つ一の倉岳の一部であり、日本三大壁の一つだという。
その壁の落差はなんと1000M。
そう、今、目の前に1000Mもの壁が存在しているのだ。
その迫力をとても写真や言葉では説明できない。
実物を見た人はこの絶景に圧倒されるだろう。
しかし、この壁に挑んだ多くの人が散った場所でもある。



一の倉沢をバックに記念撮影。
まだ、これだけの雪が残っているのだ。
この絶景の前には、人間なんて小さな存在だなと思い知らされる。
本当に心洗われる思いがした。


一の倉沢で感動した後は奈良俣ダムへ向かう。
アパッチさんの話では、このダムは日本で最大の石造りダム(ロックフィルダム)ということだ。
つまり、エジプトのピラミッドと同じ様に石を一つ一つ積み上げてできたダムなのだ。
高さは158M。当然、高所恐怖症のAngleは下を覗いた時に足が竦んだ。


奈良俣ダムの上から下流の利根川を望む。
ここと八木沢ダムが利根川の最上流になるらしい。



こちらは奈良俣湖。
天気も良く、とても清清しい。


奈良俣ダム駐車場にて2台のBoxer。
ここには展望台、資料館などがある。


奈良俣ダムを後に照葉峡、抻六峠越えて片品へ抜ける予定であったが、残念ながら抻六峠が
土砂崩れで通行止めであったため仕方なく引き返す事になった。
引き返すと簡単に言ってもR120号に出るためには沼田まで戻らないといけないのだ。
結局時間短縮のため水上から沼田までは高速を使うことになった。
そして、水上ICへ戻る途中ラーメン武尊でお昼を取ることにした。


今日のお昼はここ、らーめん武尊でスタミナラーメンを頂く。
ツーリングマップルでも紹介されている所で、結構賑わっていた。


これがらーめん武尊のスタミナラーメン醤油味780円である。
その名のとおりニンニクのおろしに韮、チャーシューを油で揚げたものなど、
栄養満点といった感じだ。
スープのだしは、う〜ん明確にわからないが今までに食べた事がない味である。
だからといって癖もなく後味も良い。
なかなかのお味である。
せっかくサービス券をもらったので次回もまた寄ってみようと思う。
ちなみにアパッチさんは同じスタミナラーメンで味噌味であった。
そちらも美味しそうだったな。



さて、お腹も満たされたので沼田まで一気に走りR120日本ロマンチック街道に向かう。
途中大露天風呂薬師之湯に立ち寄ってみた。
入浴料は700円也。
とても静かな露天風呂で汗を流し疲れを癒す。
木の葉から差し込む木漏れ日の中でゆっくりと時間を過ごす。
至福の時である。
特にこれといったところは無いが空いていてのんびりする事ができた。


薬師之湯。R120街道沿いであるが静かな露天風呂で疲れを癒す事ができる。


温泉に浸かってまったりしたら、時刻は4時になっていた。
これから金精峠を越えて戦場ヶ原、中禅寺湖を越えて行かねばならない。
でも、日が伸びたお陰でまだまだ明るい。



金精峠手前を快走するアパッチさん。
このあたりは路面も良く軽快に走れる楽しい道である。
金精峠手前の天気はまあまあであるが、トンネルを越えた先は視界の悪い曇天であった。



戦場ヶ原まできたら薄日が差してきたのだ。


戦場ヶ原をバックになぜか笑顔のAngle。
ストリートガード2でよかった!!
脇の下のベンチレーションで走っていれば暑くはないが、
止まると地獄である。
でも、急激な気温の変化にも十分に対応できるのだ。
でも、やはり夏場は暑いので次回からはメッシュにしようと心に決めるAngleでもあった。


同じくアパッチさん。
ここの気温は22度と上下メッシュのアパッチさんは寒そうである。


戦場が原のドライブインに止まる2台のBoxer。
やはり、お前達は最高の友である。

戦場ヶ原からは中禅寺湖、いろは坂と渋滞もなく通りすぎ、途中でアパッチさんとお別れした後は
日光宇都宮道路、東北自動車道、外環を経由して帰宅したのであった。
RTだからあっという間に到着したのは言うまでもない。

今回の旅はアパッチさんのナビで群馬の素晴らしいところを見る事ができた。
澄み切った空気と新緑の美しさ、鳥の囀り、虫の鳴き声。
どれもこれも都会では味わえないものばかりだ。
鉄馬の旅だからこそ、僅かな時間で澄んだ空気を肌で感じる事ができるのだ。
仕事で蓄積したストレス解消には最適であることは言うまでもない。

今回の素晴らしい旅をエスコートしてくれたアパッチさんにこの場を借りて、
感謝の意を述べたい。
ありがとうございました。
そして、これからも素晴らしい場所を教えて下さい。
宜しくお願いします。



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