夏の秩父満喫の旅

今回の旅は新しく履き替えたタイヤD221の皮むきをするための旅である。
選んだ場所は秩父。
前から行ってみたかった三峯神社や秩父湖のつり橋、中津川渓谷など、
秩父を代表するスポットをじっくりと回り、
そして、昨年走ってすっかり気に入った
十石峠街道と神流湖畔のワインディングを堪能するのが目的である。
走行距離347Km


8月11日(木)晴れ時々曇り


しかし、毎日暑い、猛暑である。
こんな日は涼しげな山が一番なのだが。。。
1年点検、1万キロ点検、タイヤ交換とお金が湯水のように消え失せ、
財布の中身は寂しい限り、遠くへは行けない。
とくれば、一番手ごろで楽しめる場所といえば、そう秩父なのだ。
それも、情け無い話ではあるが、できる限りお金を節約しなくてはいけないので、
行きは高速を使わず一般道で行く事にした。
実は秩父へ一般道で行くのは今回が3回目であり、
いつも散々な目にあって帰宅を余儀なくされるので、
今回は猛暑と渋滞の対策として日の出とともに行動を起こすこととした。

しかし、家を出発したのは日の出から40分遅れの5時半となってしまった。

秩父への最短距離ということで、普段は敬遠する環七から川越街道を使い、
所沢からR463で入間に入りR299で秩父入りとなった。
環七は5時台でも既に渋滞していた。
ところどころ渋滞しているものの、なんとかかわして道の駅あしがくぼに着いたのは8時であった。


道の駅あしがくぼ。
ここまで2時間半もかかってしまった。
8時を過ぎたので日差しも強くなってきたぞ。

時間が無いので先を急ぐ。
このままR299で秩父市内に入り、R140で秩父湖まで行く。


R299から見た武甲山。

アクシデント!!

先を急ぐあまり、ついに車と接触事故を起こしてしまった。
信号待ちの車列の最前部に出ようとして、つい路肩走行をしたら、
突然ウインカーを出さずにRV車が左折したのだ、
いつでも止まれる様に徐行していたのだが、
そのRV車の真横まできた時に突然ハンドルを切られたので止まる事も、
逃げる事もできなかった。
なんのためについているのか疑われる左のボンネット上のミラーとこちらのミラーが当たり、
RV車のミラーカバーが飛んだ。このミラーは死角をなくすためのものであるはずだが。。。
それから、右のパニアとRV車の黒いタイヤハウスカバーが接触して、
パニアは黒い擦り傷がついてしまった。
幸いにも双方怪我は無かったので、割合は分からないが過失は双方にあるので、
それぞれ自分で修理をする事で示談とした。
なぜなら、パニアは3回のタチゴケで傷だらけだったのだ。
帰宅後、コンパウンドで磨いたら擦り傷は消えたのだった。
まあ、大事に至らず良かった。
してはいけない事をするから、こうなるのであって、
いつかこうなるだろうということは予測できていたはずなのだ。。。
最近、調子に乗っていたので戒められたのだろう。


無残なパニアの傷。
黒い部分が今回の物で、白い傷は前回のタチゴケの痕。

さて、話を戻そう。
秩父市内を抜けたら、道も空いてきて荒川源流沿いを気持ち良く走る事ができた。
秩父湖への直前にトンネルがあるが、ここのトンネルは片側通行なので、
信号があるのだが、待ち時間が長い。多分2分はあるだろう。


このトンネルの途中で三峰山方面と栃本方面に分岐する。

トンネル内で三峰山方面に分岐すると二瀬ダムの上に出る。
ダム上の道を越えてそのまま上っていくと終点の三峯神社の駐車場にでる。
ここまでの山道はちょっとしたワインディングでそれなりに楽しめる。
山の上で景色もよくトテモ気持ちが良い。

駐車場は有料なので、200円を払い駐車した。
広い駐車場も今日は平日のため数台しかとまっていない。
階段を上がると鳥居が見えてきた。


三峯神社の鳥居。

鳥居をくぐりさらに上がると隋身門が見えてくる。


三峯神社の仁王門である随身門。
色合いがトテモ綺麗である。

隋身門をくぐりさらに歩くと拝殿についた。
杉の木陰なのでトテモ涼しく気持ちが良い。
拝殿で安全を祈願したのだ。


三峯神社の拝殿。
さらに色合いが鮮やかなつくりである。
三峰神社は千九百年前に建てられた由緒ある神社である。

三峯神社を後にまた秩父湖に戻る、秩父湖には2つのつり橋があるが、
旧道沿いのつり橋に行ってみた。
以前、このつり橋で記念撮影をした写真を一郎さんが送ってくれたのだ。


秩父湖のつり橋、歩いて渡る事ができる。
しかし、途中まで歩いていくと結構揺れるので引き返してしまった。
マジに怖いっすよ!!


旧道をそのまま走り新道と合流後大峰トンネルを越えて中津川渓谷方面に向かう。
現在建設中の滝沢ダムが完成すると、中津川は3km位まで水に埋まって
湖の一部になることだろう。
そのため、トンネルを掘り新しい道が完成している。
このトンネルを越えて中津川を上って行くとすばらしい景観が迎えてくれた。


トテモ涼しげな中津峡!!


中津峡沿いの道。
すばらしい景観である。
紅葉は最高との事、是非その頃に来てみたい。


途中、川原でキャンプを張る人々。トテモ羨ましい。
こんな、大自然の中で仕事を忘れてノンビリと過ごせたらな〜!!

中津峡を後に志賀坂方面に抜けるため、
金山志賀坂林道に入る。


金山志賀坂林道。道は狭く荒れており、あちこちに大きな落石の後があった。

この林道の途中には鉱山の集落があり独特の雰囲気があった。
道も荒れており、結構気をつかう。
何とか八丁峠へとたどりついた。


八丁峠のトンネル。反対側から涼しげな風が吹き出てきて、
異様な感じ。

八丁峠を越えると見晴らしが良くなる。
そこからはヘアピンで下って行き、この林道の終点である志賀坂峠に出るのだ。


志賀坂峠から秩父市内方面を望む。
R299は正面の谷底を這うように伸びている。

今日は神流川沿いのR462方面に行くため、志賀坂トンネルを越えて神流町に入る。
志賀坂峠からR462合流点までは前回も走ったが新しいD221は軽快に旋回していく。
金山志賀坂林道で緊張を強いられていた反動が一気に爆発した感じである。


R462神流川沿いを神流湖方面に行く。

R462は昨年のウッキッキツーで走った道である。
トテモ良い道で景色も良くお気に入りの道の一つである。

そろそろ、お腹が空いたので途中道の駅万葉の里に立ち寄る。


道の駅万葉の里。


今日の昼食は季節限定鮎定食。
鮎の塩焼きとてんぷら2尾がついて1000円である。
鮎は塩焼きもてんぷらもトテモ美味しかった。
満足のいく一品である。

道の駅万葉の里でノンビリ時間を過ごしたので神流湖へと向かう。
ここから先はお腹も満たされたので、少しまじめに攻めてみた。
いや〜、こんなに早く旋回ができたっけか?
と思う程旋回スピードが速い。
最近タイヤが扁平になっていた事もあり、
倒す事をためらっていたがタイヤを交換した安心感からか、
いつもよりも早い速度で更に倒し込む事ができる。
こんな地を這うような旋回は久しぶりである。
また、新しいD221はそれをいとも簡単にできるほど高性能なタイヤであることは間違いない。
神流湖もなかなか景色が良いところであるが、走るのに夢中になり写真を撮る事ができなかった。

神流湖も過ぎたが、なんか走り足りないので更に県道13号で長瀞に抜けた。
この県道もタイトなワインディングがあるが、ここも楽しく走る事ができた。
長瀞からは、高速代を少しでも浮かすため東松山から関越道に乗りケチケチの旅も終わりとなった。