三浦半島一周の旅
 

今回の旅は大型鉄馬を乗り始めた年の夏に一度訪れた事もある三浦半島を
ぐるっと一周した旅である。
前回は真夏の土曜日に一般道で来たため、目的地に着いた時点で疲れ果ててしまい、
殆ど立ち寄る事もなくただ走って帰ったという情けない旅であった。
その教訓を生かし、今日は行き帰りとも高速道路を使用し目的地まで早く楽に行き、
その分目的地でゆっくり楽しむ事ができるようにしたのだ。
しかし、選んだ日が悪かった。
3連休の初日、天気も上々、しかもバレンタインデーの直前の休日とくれば「安近短」で済まそうという
カップルや家族連れが楽しむにはもってこいの場所であったのだ。
真冬の海は空いているという持論もこの地域には通用しないようだ。
走行距離270Km

 

2月11日(金)建国記念日 曇り時々晴れ

今日も近場であるため、暖かくなる9:00に出発を予定していたが、結局出発したのは9:30であった。
今朝は天気は良いが気温は2度である。
祝日の午前は空いているはずの環七も土曜日並に車が多い。
いやな予感は的中で加平から首都高に乗ったが既に渋滞が始まっていた。
何とかすり抜けて湾岸まで出た時には車もバラケテきたので遅れを取り戻すべくスロットルに力が入る。
一気に神奈川県に突入、大黒PAで小休止。


大黒PAの二輪置き場。先々週の様な大群は今日はいない。


自宅を出発した時は晴れていたが、南下するに従い雲行きが怪しくなってきた。
なんとか回復してくれる事を祈るばかりだ。
そんな事を考えながら大黒PAから本線へ戻りかけていると分岐に遭遇、
パット見た時に左は空港中央、右は知らない地名、
一瞬の判断で空港中央は戻りだなと思い右に入っていったが、
どうやら間違った事に気がついた。
これから渡るはずの横浜ベイブリッジがどんどん視界から遠のいていくからだ。
やってしまった!!
グルグル回りながら方向感覚が無くなったところに分岐があるので
上りと下りだと思ったら別の所に行く第3の道があったとは。
降りられないまま進むと横羽線に接続。しかし、明らかに羽田に向かっている。
ナビは次のICでUターンしろと言っているので、降りてUターン。
特訓の成果があり、Uターンは焦らずできた。
結局また600円を支払い戻る事に、時間とお金をロスしてしまい、暗い気持になるばかりだ。

湾岸から横浜横須賀道路に入った頃にはすっかり天気は回復してきた。
やはり、海に行くのに曇りではつまらない。
終点の佐原で降りて最初の目的地観音崎を目指すが、
R134に入ると渋滞でなかなか先には進まず。
予定時間を大幅に遅れて観音崎に到着。


観音崎灯台を中心に公園になっており憩いの場となっている。


観音崎の海。トテモ東京湾とは思えないくらい透明度がある。


正面は千葉県。いつも走っている場所である。多分場所的に富津岬と鋸山だろうか。


正面が観音崎灯台。日本最初の洋式灯台なのだ。
しかし、あそこまで行くのは時間もないのでやめる事にした。(汗


どうやら、展望台があるみたいだ。

既に正午も過ぎている、お腹が空いてきたので三崎港に急がねばならない。
しかし、久里浜付近でまた渋滞に遭遇。
この渋滞は道路工事で片側通行が原因で3Kmほどあった。

道幅が狭いので我慢我慢でやっと通り抜けると三浦海岸に出た。


三浦海岸で記念撮影。水がトテモ奇麗。やはり冬の海は最高。


前回来た時偶然見つけたのだが、私の中では一番となる海の風景があるのだ。
それは剣崎付近の小高い台地。畑のバックに雄大な海の景色が広がる絶景なのだ。
その海も水平線が広がるただの海ではなく、向かいの陸地に挟まれた海である事がポイント。
多分こういう風景は瀬戸内とかでは見れると思うのだが。


私の感動をこれらの写真では伝えられないのが残念である。
こののどかな風景と息を呑む絶景の調和が素晴らしい場所である。
機会があったら自分の目で是非見て欲しい場所である。

こののどかな風景を見ながら更に進むと剣崎灯台に到着する。


剣崎灯台。岬にポツンと立つ灯台である。周りに何もない穴場的存在。


やはり白い灯台に青い海が一番。


ここから、下の海岸にも降りられるので、海釣りを楽しむ人たちもいた。


さて、観音崎と剣崎の灯台を見てきたので最後は城ヶ島である。
城ヶ島に渡るには有料の橋を渡らないと行けないが、自動二輪は50円也。

三浦半島最後の灯台を目前にして問題が発生。
多分灯台に近いであろう場所にはたくさんのお店が並んでいるが駐車場は満車で入れない。
路駐をしてでもと思ったがそのスペースすらない状態。
下がだめなら上があるさと思い城ヶ島公園に向かう。
120円の駐車代を支払い駐輪し灯台が見えそうな場所を探したが灯台方面へ行く道は無い事が分かった。
仕方が無いので公園の展望台でしばし休憩。
しかし、今日は暑い。
気温は9度だが、完璧な冬装備で歩いているので汗ビッショリだ。
どこかに温泉でもあれば寄って行きたいところではあるが。


城ヶ島灯台の反対側に位置する安房崎灯台。小ぶりではあるが、城ヶ島の灯台の一つである。


城ヶ島公園下の磯。磯遊びをする人たちもいる。


天気よし、景色もよし、家族連れやカップルで賑わっている。

そろそろ、14:00も過ぎたので城ヶ島灯台は諦めて三崎港に急ぐ。
しかし、着いてビックリ、あらかじめ調べておいた店はもちろん、その他の店も
どれもこれも、長蛇の列ではないか。
この時間でこれでは。今から並んで待つ元気はない。
いくら連休とは言えこれほど人が集まるとは。
すっかり意気消沈してR134を葉山方面に進む。
また、工事による渋滞にあいながら葉山に到着したのは15:00である。
よさげな店があれば入ろうと思っていたが、これはという店がないまま、ここまで来てしまった。
もう限界、結局夢庵という和食ファミレスで鍋焼きうどん御膳なるものを食する事になってしまった。
残〜〜念!!

やはり、連休に来るべき所ではなかった。
このまま、鎌倉を散策しようと思っていたが、もう元気がなく帰宅する事に決めた。

逗子新道から横横経由の湾岸で空いている事もあり1時間15分で帰宅できた。
 

今回の旅は前回のリベンジではあったが、また完結できなかった。
次回は城ヶ島灯台と三崎港のまぐろに鎌倉散策のコースと行きたいものだ。
そのためには時期と時間を上手く考える必要がありそうだ。