紅葉の上州路ぶらり旅
今回の旅はLa-permさんがあのラッキーマンへと変身した魅惑の尻焼温泉と野反湖に行ってみた。
別に自分も混浴がしたい訳でもないが、なにせ話題の場所であるから、一度は行きたかったのである。
行程は藤岡ICから榛名山経由で中之条へ、日本ロマンチック街道で暮坂峠を越えて六合村へ、
そして野反湖を見て尻焼温泉に戻り草津に回って吾妻渓谷経由で渋川から関越に乗り帰途についた。
なんといっても晴天と、ピークは過ぎたものの赤や黄色のじゅうたんのハーモ二ーが
かつて味わったことのない程の感動を与えてくれたのである。
これがあるから鉄馬での旅はやめられないのである。
走行距離454Km
11月 6日(土)
10月は結局雨にたたられて、雨中決行となった前回の房総の旅以後は
楽しみにしていた皆さんとのツーが全て中止となってしまい、ストレスだけが残る月であった。
そこで、今回は必ず晴れる日を選んで、一人でぶらり旅となったのである。
朝の天気予報では午前中は曇りだが、午後からは晴れるとの事で、
上州での晴れを期待して7:30に家を出た。
一人旅では不慣れな道で迷う可能性が非情に高いが、今回はナビがあるので期待ができる。
いつもどおり外環三郷から高速に乗り、いつもどおり大泉で渋滞5Kmだったが、
そこは渋滞で苛立つ車を尻目にすり抜けて、三芳PAについたのは8:30であった。
高速の渋滞は本当に鉄馬でよかったナと思うのである。
今日は好天が予想されるため、三芳PAでは二輪スペースは満車となり、
あふれる鉄馬たち。
三芳PAでナビを榛名山にセットして、いざ出発。
気温は16度くらいであったが、東松山を越えるころからぐんぐん下がり、手が冷たくなってきた。
しかし、グリップヒーターのスイッチをONにすると直ぐに手のひらが温かくなり、
かじかんでいた手も直ぐに動きが復活したのである。なんて便利なんだろう。
もちろん、真冬仕様の厚手のグローブも持ってきたが厚手なるが故微妙な動きが
阻害されるので我慢ができない時意外は使わない様にしている。
グリップヒーターさえあれば、ナックルガードと組み合わせることで、多分この冬は十分にこなせそうである。
さて、渋滞もなく快調に飛ばして藤岡ICでおりた。
ここからは未知の世界であるが、ナビがしっかりと行くべき道を教えてくれるのである。
R17から県道28号に入りだんだんと山の中へと入っていく。
県道28号高崎榛名吾妻線。少しづつ山は色づき始める。
走るペースが落ちてくるのである。
県道28号終点地点で榛名富士をバックに記念撮影。
榛名山に着いたころにはだんだんと空も明るくなってきた。
県道28号ではほとんど車とすれ違うことも無かったが、榛名湖畔では多数の車と
バイクに遭遇。当たり前か。榛名湖と榛名富士をバックに記念撮影。
湖畔はどこも車が止まっているので空いている場所はここのみ。
変な看板が邪魔である。
榛名湖を後に裏榛名へと進む。
ここは、山の色合いも俄然良くなってきた。
そのため、結構走りやすいコーナーがいっぱいあったが、ほとんど回りばかり
見ていたので鈍足走りである。(とても危険です(笑))
でも、今日はワインディングより紅葉を楽しみたいのだ。
裏榛名で走りながらの撮影に挑戦。早くしないとコーナーが。。。
焦るAngle、しかししっかりと撮れていました。ふ〜。
そういえば、らぱさんの写真と同じ様な温度計がありました。
暮坂峠辺りにもあったような気がしますので、どちらかわかりませんが、
裏榛名では12度でした。
裏榛名で紅葉を堪能して郷原から県道58号に入り、群馬原町から県道234号へと進む、
そして、日本ロマンチック街道と名がつく県道55号に入り暮坂峠を目指す。
県道55号線への接続付近の民家。綺麗に紅葉している。
だんだんと青空が広がって気分は否が応でも高調してきた。
これが日本ロマンチック街道。折角の風景も電線が邪魔なのだ。
そろそろ、12時ではあるが沢渡温泉を超えてからは、めっきり民家も少なくなってきた。
よし、次に店を見つけたらそこに入るぞと決めたら、峠の手前にありました、お蕎麦屋さんが。
その名もふもと(麓)ならぬ富元である。
店構えは普通だが、他に店もなさそうなので、ここに決めた。
これが富元の舞茸ご飯定食(\1100)。
蕎麦かうどん、冷たい、熱いが選べて、サラダ、お新香、きのこや豆の煮物、
デザートにコーヒーゼリーつき。
びっくりしたのは、舞茸ご飯といえば、舞茸と一緒に炊き込むのがふつうなのだが、
ここのは舞茸の天ぷらを混ぜたご飯なのである。
これがなかなか美味、蕎麦も手打ちでこしがあり満足のいく一品だ。
この店は11月23日から翌年の4月の連休まで、山菜が取れないので店仕舞になるとのこと。
腹ごしらえが済んだので、先を急ぐ。
暮坂峠を上りきったところに牧水詩碑というのがあるのだ。
そこに峠の茶屋があったので小休止と思ったら裏に金色のパノラマ
を見つけたのでそこで記念撮影。
遂にでました、澄み渡る青い空に白い雲、金色の絨毯。
あ〜幸せ。感無量。これが見れただけで今日は満足。
久しぶりに都会のしがらみから逃れ、我を忘れて呆然と時を過ごす。
はっと気がつくと、結構良い時間なので慌てて先を急ぐ。
六合村に入り、R292->R405へと進む。紅葉がとても綺麗なのだ。
道の駅六合付近。青い空に白い雲、紅葉の絨毯がとても綺麗。
六合村から野反湖までは、高度が上がるにつれもの悲しさが増えるのだが、
これはこれで冬支度した山という雰囲気を醸し出すのだ。
そして山を上りきったところが野反湖。
野反湖は真っ青な空の元、よどみのない綺麗な水色を湛えている。
車が何台もいて、らぱさんのようなベストポジションがとれない。〜残念!!
本当に綺麗な湖なのだ。ここの紅葉は10月初旬とのこと。
今度はそのころに来て見たい。想像するだけでぞくぞくしてくるのだ。
もう、朝からずっと走り詰めで、疲れているがゆっくりしている時間はないので、
急いでもと来た道をおりたのだ。
白砂川、この上流にお目当ての尻焼温泉がある。
さて、お目当ての尻焼温泉まできたら、入り口付近に駐車場があって
皆はここに車を止めて歩いて行くようだ。
しかし、駐車場は車やバイクで満車なのだ。道にもカップル風の人たちや、
団体の人たち10数人がなにやら荷物をもってぞろぞろと歩いている。
この人たちは皆、裸で入るのだろうか。とても興味があるが、
私はちょっと躊躇している。どうしようかと悩みながら時計を見ると、
既に3時を過ぎているではないか。
ここで露天に入ったら、きっと風邪引きそうだなと自分に都合のいい理由が見つかったので、
〜残念!!と言いながらこの場を後にして草津に向かったのだ。
峠を越えて草津に来たものの、やはり温泉に浸かってからでは湯冷めしそうなので、
結局温泉には入らず帰途についた。
R292は帰る車やバスで混んでいる。ナビで探索させるとR145経由で渋川から関越で3時間、
自宅には19:00の到着予定。
バスの後ろでチンタラ走りながらも、吾妻渓谷で夕日に映える見事な紅葉を走りながら撮影できた。
これも、デジカメをIXY50に替えた御蔭なのだ。
大津、長野原、吾妻渓谷を経由してR145で中之条、そしてR353で渋川まで行き、
関越に乗ったころには日が沈んでいた。
草津で温泉に浸かっていたら、この写真は撮れなかったことになる。
しかし、高速の夜道を一人で帰るのはさびしいっすね。
今回の旅は都会では味わえない別世界を堪能したように思えます。
一時ですが、仕事も会社も全て忘れられ、心のリハビリができました。
また、ナビはとても便利で、これがあったればこそ、精神的にストレスの掛からない旅ができたようなものです。
山の奥深いところでは多少道から脱線しますが、そのくらいは愛嬌でしょう。
荒れた道では時々リセットが掛かっていましたし、DVDナビとちがって地図にメリハリがないのが残念でした。
できればHDDタイプにしたいですね。(お金がないから、当分無理ですが)
それから、新しく購入したキャノンのIXY50はとても軽くて扱いやすい良いカメラです。
首からストラップでぶら下げて、撮りたい時に撮れるのでとても嬉しかったですね。
起動時間も早いし、AFの速度も格段に速くなってますね。
今までのデジカメは大きすぎて、シャッターチャンスをものにすることは困難でした。
これらのアイテムを使って、いつまでも良い旅をして行きたいなと思う一日でした。