仕事休んで伊豆の旅
今回の旅はLa-permさんと有ちゃんさんと平日に休暇をとって、久しぶりの伊豆への旅でした。
鉄馬で伊豆に行くのは、なんと20年ぶりなのだ。もう、懐かしさでワクワク気分であった。
伊豆といえば、お決まりの箱根から伊豆スカイライン、湯ヶ島から浄蓮の滝、そして西伊豆に抜けて、
土肥で昼食を頂き、県道17号、18号とワインディングを楽しみ、修善寺の露天風呂で汗を流し、沼津から東名で帰宅という行程である。
当初の予定は石廊崎を目指していたのであるが、休憩の度にバイク談義に花が咲き、結構ゆっくりしたので、
南端をあきらめ、湯ヶ島から西伊豆へショートカットしたのであった。
ソロでは結構先を急ぎがちだが、3人も集まればゆっくりと時を共有したくなるものなのだ。
これも、ソロとはまた違った楽しさである。
走行距離441Km
9月16日(木)
朝6時30分に自宅を出発。最寄の加平インターから首都高速に乗る。
今日の待ち合わせ場所の東名高速港北PAまでは、もちろん渋滞ではあったが、なんとかすり抜け、
待ち合わせ時間の30分前の7時30分に到着した。
今日は平日という事もあり、私の他にはバイクはいなかったのである。
この時期、休日ともなれば多くのバイクが休憩をとっているはずであろうに。
10分ほどして、有ちゃんさんのR1150Rが到着、さらに10分ほどしてLa-permさんのR1150RSが到着した。
久しぶりの再会を喜び合い、行き先と隊列を決め出発したのは8時30分であった。
東名高速を厚木インターで降り、小田原厚木道路へと入り、
終点の小田原西から箱根ターンパイクへと進む。
箱根ターンパイク入り口で、給油に行ったRSを待つ2台のR。
このルートは箱根へのお決まりのコースであるが、なんと言っても空いている。
渋滞など皆無である。天気も良く、とても爽やかである。こんなに気持ちのよい箱根は初めてかも知れない。
ターンパイクは超高速コーナーであるから、高速と同じ速度で上ることが出来るのだ。
そして終点近くの大観山で休憩。
大観山で3台のBMWが芦ノ湖、富士山と一緒に記念撮影。
この展望台へは上り車線からだとUターンが必要、
危うく2度目のUターンゴケをかましそうになるが、、、セーフ!!
大観山からは芦ノ湖の後ろに富士山が望める最高のロケーションであるが、
今日はとても天気が良いのに、なぜか富士山が霞んでいる。
もちろん冬ではないので、白い富士山は望めないのではあるが。
これは、おかしな現象である。後で分かったのであるが、浅間山の噴火で東京などにも、
火山灰が降ったとのこと。もしかしたら、それが原因なのかも知れない。
有さんと、ラパさん。
有さんとAngle。
大観山から十国峠を超え、伊豆スカイラインへと入る。
こちらも、休日ともなれば多くの車やバイクで賑わうところであるが、
今日は心底、コーナリングを堪能できたのである。
ワインディングを走るたび、R1150Rのポテンシャルを痛感する。
どんな状況であっても、とてもステイブルであり、ライダーに多大な安心感をもたらす。
私のようなへたれライダーでも、本当に気持ちよく走る事ができるのだ。
伊豆スカイライン滝知山展望台から相模湾を見下ろす3台のBMW。
この下は熱海、バイクの上に少しだけ見える黒い島は初島です。
伊豆スカイライン滝知山展望台からは熱海の町が一望できる。
記念撮影をする二人を撮るAngle。「おっと有さん、危ないですよ。」
そんな端にはAngleは行けません。おーこわ!!
ということで、安全な場所で2台のRと一緒にAngleも記念撮影、
今日の天気は最高です。
伊豆スカイラインもあっという間に終わりを告げ、冷川より県道59号で湯ヶ島へ抜け、
R414で下田に向かう。途中、石川さゆりの「天城越」で有名な浄蓮の滝で休憩。
ここで、名物わさびソフトを食しながら滝を見学。
わさびソフトには辛口、甘口があったが、当然辛口を頂いたが、ソフトクリームの甘みの中に、
ピリッとしたわさびのアクセントがあり、なかなかイケタのである。
浄蓮の滝にて休憩。おっと、わさびソフトの看板が♪
浄蓮の滝で名物わさびソフトを食す。滝壺まではこの階段を下りて行くのだ。
「行きはヨイヨイ、帰りは。。。。」運動不足を痛感。
浄蓮の滝をバックに記念撮影。
ここで、既に12時を過ぎていたので、協議の結果、下田へは向かわず、西伊豆に向かい、
美味しい魚を食し、温泉に浸かって帰途に着くことになった。
そこで、湯ヶ島に戻り、県道59号を西に向かい、仁科峠から県道410号に入り、宇久須に出た。
仁科峠の展望台からの眺めは、山の端に小さな宇久須の町があり、
その先に駿河湾が広がるというなかなか雄大な景色である。
仁科峠から相模湾を望む。
仁科峠から宇久須の町を望む。
宇久須からR136で土肥に向かう途中にTVでも取り上げられた、恋人岬がある。
しかし、どう見ても場違いな中年親父3人なので、ちょこっと写真をとり、
とっとと土肥に向かい、ここで遅い昼食である。
恋人岬のモニュメント。
普通、国道沿いで大きな店構えをしていれば、安心して入りがちではあるが、
有ちゃんさんの拘りは、「大きな店で地元の人は食べない、地元の人が行くような呑み屋等が良いのだ。」
なるほどと思ったのである。そして、公園で仕事をしていたおばちゃんに教えてもらい、
近くの松の寿司に直行したのであった。
ここは土肥のすし屋である、きっと新鮮で美味しい魚を食べさせてくれるに違いないと思い。
3人とも、思い切って2600円の刺身定食を頼んだのである。
出てきた料理にびっくり、また、食べてみてびっくりという、グリコのようなもの。
マグロ、たこ、いか、?貝、かつお、あじ、秋刀魚、たい、ぼたんえび、しめ鯖等の刺身と、煮物、メロンを含む旬の果物、
香の物、ご飯、味噌汁である。(刺身の名前はもしかしたら間違っているかもしれません)
久々に美味しい刺身定食を頂きました。また、La-permさんが頼んだいかの塩辛も旨かった。
私は小食なので、食べ切れませんでした。
これが、松の寿司の刺身定食 2600円です。ボリューム満点、旨かった。
楽しい一時もここまで、ここからは非情な仕打ちが待っていたのである。
満ちたりた気持ちで店から出て愛車に着てみたら、なんと変わり果てた姿に。
私のR1150Rが緑色の糞まみれになっていたのである。
降ってきた方角を仰げば、カラスが上空の木の枝に止まっている。
くそ〜カラスのやつよくもやりやがったなと、La-permさんからウェットティッシュをもらい、
有ちゃんさんからは雑巾を借りて、何とか拭き終えようとしたその時、ぼたぼたっと、
また天から異物が降ってきたのである。今度は茶色い液体で臭いの何の。
最悪なことに私の頭も一撃を食らったもよう。「わ〜最悪だ。ぶっ殺してやる〜」
と叫びまくったけど、当のカラスは知らん振り。
相手にできないものを相手にしても仕方がないので、さっさと車両を移動して。
頭や、愛車から糞をふき取り、退散したのであった。くやじ〜。
実はカラスの糞攻撃はこれで3回目である。はじめの2回は家から駅まで行く途中でやられ、
家に引き返し、頭を洗い、背広を着替えさせられたのである。もちろん会社は遅刻であるのは言うまでない。
なんか、俺はカラスに悪さをしたのだろうか。一生にこんな事3回もあるものだろうか。
みなさんは如何だろうか。
さて、気分が悶々としながらも先を急ぎ、土肥から修善寺に向かう。県道17号の碧の丘に立ち寄り、
記念写真を撮って、さあ出発と走り出して、La-permさんを見るとまだ準備が出来てなかったので、
急に立ち止まった瞬間バランスを崩し右足を着いたが、ここは傾斜している場所であったため、
もう愛車を支えることが出来ず、2度目の転倒となってしまった。
もう、泣きっ面に蜂とはよく言ったものである。更に非情な追い討ちを食らってしまったのである。
とりあえず、冷静を装い、有ちゃんさんと愛車を起こす。
どうやら、ダメージはパニアケースの傷ぐらいだ。
本当にボクサーエンジンで良かったと思う瞬間であった。
もし、フルカウルのKであったら、損害はどれくらいになったであろうか。考えるだけでゾッとする。
気持ちをクールダウンして、戸田まで行き県道18号で修善寺へと向かう。
途中達磨山で駿河湾と富士山を眺めようとしたが、やはり富士山は見えなかった。
ここからの富士山は「おお〜」と思わず口に出てしまうほど絶景であるはずだが。
達磨山展望台から沼津方面の眺め。
本来なら正面に富士山が見えるはずなのだが、残念。
修善寺では、どこぞの店で日帰り露天風呂があるか聞いたら民宿福井を紹介された。
民宿福井の露天風呂でさっぱりしたときには既に夕暮れ時。
「あ〜このまま泊まれるのなら、風呂上りに一杯できるのにな」
後ろ髪を引かれつつ、沼津に向かい東名で帰途についたのであった。
修善寺の民宿福井さんで露天風呂に浸かる。入浴料は300円。
途中、海老名で給油がてらお茶をしたら、首都高は午後8時くらいの通過であったので、
箱崎辺りの渋滞だけで済んだのは良かった。
平日の伊豆ツーはなかなか楽しむ事ができた。
昨日占を見たら、今日は不運があるとのことだった。
あまり占いは信じないほうではあるが、不運もこの程度で済んだのはラッキーだったと言えるのだ。
今度は石廊崎に行ってみたい。
番外編、無残な姿となったパニアケースリッド。